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アンガーマネジメント

叱りたくないのに、ついつい子どもを叱ってしまう…。
怒るのはダメ? 叱り方ってあるの?など、 叱ることについて専門家に話を伺いました。

怒る事も叱る事も、どちらもダメではありません
ママは自身で叱る境界線を決めておきましょう

叱るのってダメなこと?

子育てではあまり叱らない方がいい、怒らない方がいい、というイメージの人も多いかもしれません。でも、実はどちらもとても大切です。ママは怒って良いし、叱っても良いのです。怒りというのは、今私にとって困った事が起きているよ、という警報の役割を果たしています。そして叱るというのは、今のは困るから次からはこうしてね、と伝えることが目的です。つまり、叱るということは、相手に次からどうすれば良いのかを伝えるための手段なのです。まだまだ成長途中の子どもたちにとって、叱られるのはとても大切。「だからこうすればいいんだよ」ということをうまく伝えられるよう叱ってあげてください。

叱る時と叱らない時を区別するには?

叱るべき時と叱らなくてもよい時を区別するためのステップとして、その境界線をまずママ自身が意識してはっきりさせる事が大切です。そのラインを越えたら叱る、越えなかったら叱らない、とあらかじめ決めておきましょう。「もう決めている!」と思っていても、そのラインはママの気分次第でふらふら動いたりはしていませんか? 機嫌が良い日は大目に見たり、イライラしている時は我慢できなかったり…。そうなると、叱られる側としては「今日はママの機嫌が良いから怒られなかった、でも昨日は機嫌が悪かったから怒られた」と感じてしまうかもしれません。ですから、叱る基準を決めてお子さんに伝えるのはもちろん、その基準はお子さんに関わる大人同士でも共有する必要があるのです。

叱る時のポイントは?

叱る時のポイントは、ダメな事とそうでない事の違いをはっきりと理解してもらうこと。そのために気をつけたい言葉が「ちゃんと」「しっかり」「きちんと」です。これらはつい使ってしまいがちですが、どの程度「ちゃんと」なのかは受け取る側によって全く違います。例えば「きちんと時間を守ろう」と思っている人が3人いても、1人は10分前、1人は時間ぴったりで、1人は5分程度なら遅刻しても大丈夫、と思っているかもしれません。このように感覚というのは人それぞれ。お子さんとの間でも食い違いが起きないよう、何をどうすればよいのか、必ず具体的に表現してあげましょう。

きのね心の健康クリニック
沓澤 佳子 先生

盛岡第一高校、秋田大学卒業。秋田大学精神科に入局。平成28年きのね心の健康クリニック所長。アンガーマネジメントキッズインストラクタートレーナー™・アンガーマネジメント講座は不定期開催。告知はHPで。

医学的カウンセリング専門クリニック きのね心の健康クリニック
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