クルールあきた

2017年04月号病院のはてな

食物アレルギー

byoin-title.jpg

◎今回のテーマ 「食物アレルギー」

小さい子どもにとって、食物アレルギーは特に心配のタネのひとつ。
食物アレルギーって、なぜ発症するの?原因は?
アレルギーの専門家に伺ってきました。

 

P_東通り先生.jpg◎今回教えてくださるのは・・・

東通り こどもとアレルギーのクリニック 院長 
小松 真紀先生

日本小児科学会小児科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医、医学博士。
秋田大学附属病院、県内外の病院小児科の他、2006年から秋田厚生医療センターで10年間勤務し、2016年11月より新規開業。
現在、秋田厚生医療センター、中通総合病院、秋田赤十字病院にても小児のアレルギー診療を行っています。

 

 

 

 

 

 
 
 
食物アレルギーにはさまざまな原因と治療法があります
正しい知識を身につけることが大切ですね

 

 

食物アレルギーはどうしておこるの?
 体を自分以外の異物から守るシステムが免疫です。アレルギーは免疫反応の一種で、食物アレルギーは食べ物に対して反応するものです。
アレルギー反応では食べ物に対する抗体が関係しますが、血液中に抗体が存在するから必ず食物アレルギーの症状があるとは限りません。
また、一部には別の理由で食物アレルギーが起こっている場合もあります。 
 

 

 
食物アレルギーではどんな症状がみられるの?
 食べて間もなく(多くは2時間以内)あらわれるものを即時型の症状といいます。
即時型の症状で最も多いのが『皮膚や粘膜の症状』で、かゆみ・発赤・じんましん・まぶたや唇のはれなどです。くしゃみ・鼻水・せき・喘鳴などの『吸器症状』や下痢・吐き気・嘔吐・腹痛などの『消化器症状』もあります。また、これらの症状が複数みられる『アナフィラキシー』や、さらに重症で血圧低下や意識障害を伴う『アナフィラキシーショック』といわれる命に関わる状態になる場合もあります。
 
一方、時間がたってからかゆみや湿疹の悪化などを生じる非即時型の症状もあります。乳幼児では湿疹を悪化させる要因となっていることも。ゆっくりと変化し、比較的軽い症状のため食べ物との関係がわかりにくいこともあるので、繰り返し同じ症状が起こるか観察する必要があります。
 

 

なぜ食べ物に対するアレルギー抗体ができてしまうの?

 近年、乳児期早期からの皮膚の状態がアレルギーに大きく関係していると言われています。
アトピー性皮膚炎があると高率に食物アレルギーが合併することは以前から知られていました。皮膚炎などの皮膚のバリア機能障害を生じている場合、食物たんぱくが皮膚から侵入してそこで抗体がつくられてしまうことが明らかになってきています。
 
 
 
食物アレルギーで大切なこと
 
 食物アレルギーの基本は“正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去”です。
血液検査では、食べていいかどうかは正確には分かりませんが、念のため食べないようにしている場合も少なくありません。アレルギー症状が出る場合でも少量や加工品であれば食べられることもあります。
また、乳幼児期の卵・牛乳・小麦アレルギーは自然に良くなることも少なくありません。
 
 アレルギーを抑えるために乳児期早期から皮膚のバリア機能を保つためのスキンケアは非常に重要です。保湿剤でバリア機能を高め、湿疹がひどい時には適切なステロイド外用剤も使ってしっかりと治しましょう。
 
 

<クリニック情報>

東通り こどもとアレルギーのクリニック

〒010-0041 秋田市広面字野添53

TEL 018-834-6030

 

【外来受付】

診察時間:

月・水〜金曜 8:30~12:00、14:00~18:00
土・日曜     8:30~12:00、13:00~15:00

休診日:火曜・祝日・第2日曜

loading…

PR おすすめ情報

ページの先頭へ戻ります